2026年9月12日、上海図書館、上海国際友人研究会、黄浦区人民対外友好協会、静安区人民対外友好協会の共催による、無形文化遺産の体験および中国・海外の展覧会見学イベントが、上海図書館東館で開催されました。
上海図書館副館長の林峻氏、上海市人民対外友好協会副会長で上海国際友人研究会会長の宿琳氏らが出席しました。加えて、カナダ、米国、ラトビア、ラオス、パキスタン、ロシアなどの出身で、黄浦区や静安区に在住する人や、上海電力大学、上海理工大学、国連の持続可能な開発に関するワーキンググループで活動する外国人など、上海在住の14名が招待されました。一行は上海図書館東館の特色ある中国・海外の展覧会を見学するとともに、上海図書館と上海国際友人研究会が企画した無形文化遺産の体験プログラムに参加しました。

イベントは、上海図書館東館の貴重資料展示館で開かれている常設展「典冊琳琅」の見学からはじまりました。参加者は、中国の歴代の貴重な古典資料、紙に文字を書く文化から石碑への刻字や拓本、木版印刷、活字印刷、鉛版印刷、石版印刷へと発展してきた歴史をたどりながら、中国の優れた伝統文化がどのように発展してきたのか、その長い歴史と豊かな奥深さを体験しました。また、「書斎のルネサンス―10世紀から17世紀の西洋の写本・印刷・装丁芸術特別展」では、貴重な文献を通してルネサンスを新たな視点から紹介しています。参加者は西洋の古書が持つ独特の美しさに触れながら、思想や創造、文明の継承について理解を深めました。宋代の「点茶」を体験するプログラムでは、茶の香りに包まれながら、宋代における茶文化の発展について学びました。中国の伝統的な暮らしに息づく美意識に触れ、目と手と心を一つにして楽しむ中国ならではの風雅な文化を体験しました。また、上海図書館修復部のスタッフが、所蔵する拓本や、石碑から拓本をとる無形文化遺産の技法について紹介しました。スタッフによる実演と指導のもと、参加者はそれぞれ自分の拓本作品を制作し、伝統技術ならではの面白さを身をもって味わいました。


今回のイベントは、文化体験と展覧会の見学を通して、上海に暮らす外国人が中国の伝統文化をより深く知り、中国と海外の文明が交流し、互いに学び合う機会を提供する場となりました。上海図書館では今後も、上海在住の外国人を対象とした様々な文化交流イベントを企画し、上海が国際的な文化都市としてさらに成長してゆくことに貢献してゆく考えです。
イベントにはこのほか、上海友人研究会、静安区南京西路街道、黄浦区人民政府弁公室、黄浦区人民対外友好協会の関係者も参加しました。

